問題設定

SFCの理念のひとつとして「問題発見・解決」が挙げられますが、研究活動にも同じことが言えます。どんな研究でも現状において何か課題があって、それをどうすれば解決できるのかを考えますが、そもそも何が課題なのかをはっきりさせなければ始まりません。そこを考えるプロセスが問題設定(リサーチ・クエスチョン)です。

時々「リサーチ・クエスチョンが定まりません、何の研究をすれば良いか分かりません」という相談を受けますが、まずは何となくでも良いので自分が興味のあること・ものをざっくりと考えてみましょう。それに関して気になるイシュー(社会背景)を調べてみたり、現状どんな議論がされているか、またそれに対する自分の意見を考えてみると、おのずと自分がどんな部分に問題意識を感じているのか浮かび上がってきます。それに対して「もしかしたら、それってこういうことなんじゃないかな?」という仮説が立てられたら、もう一息です。

(伊藤)

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