- 良い研究とは?
「良い問い(テーマ)」に対して「質の高い答え」を提供するもの
- 良い問いとは?
答えが社会(自分以外)にとっても有益なもの
独創性を持つもの:先行研究で(適切に)明らかにされていない
-問いは同じでも,手法的に問題(改善余地)があるようなケースもある
「検証可能な仮説」に落とし込めるもの
分析結果に研究の価値が依存しない
-その仮説の検証自体に意味があるような研究
- 「質の高い答え」とは?
問いに適切に答えていること
-問いに対する適切な分析手法を選択する(モデル,データ,資料)
分析手法・結果の客観性・再現性・一般性が高い
-他の人が同じ分析を行っても,同一の結果がでる
-分析対象の真理・真実に迫るような研究
分析手法・結果の応用可能性が高い
-いわゆる,被引用件数等で分かる論文の価値
- 定量的実証研究のすすめ
応用性・有用性の高さ
-データさえあれば,多くの分析手法があるので幅広い問いに答えられる
-ただし,データに手法や問いが制約されることも多い
客観性・再現性の高さ
-統計学の知見は広く共有されているので,分析的に何をしているのかの説明が容易
研究の質が文章力に依存しない
-定性的研究は緻密な論理性とそれを表現する高度な文章力が必要
統計ソフトの高機能化で参入障壁が下がってきている
-R, SPSS, Stata等を使用すれば分析だけは簡単にできる